ウェブデザイナーは、あまり一般的に仕事の内容が知られていません。
ですから、将来ウェブデザイナー目指している人は疑問や不安を持つことも多いようです。
疑問や不安をそのままにしていては、将来の生活に重要な就職活動も踏み出すことはできませんから、まずこのページを読んで、疑問や不安を解消しましょう。
記事目次
ウェブデザイナーになりたいけど難しいのでは?
ウェブデザイナーになりたい人が一番に抱える不安は「難易度の高さ」です。
ウェブデザインは、いくつかのプログラミング言語と専門性の高いソフトウェア類の操作を覚えることから難しそうに思われがちなのです。
しかし、ウェブデザインで用いられるプログラミング言語は非常に簡単で、学歴や年齢に限らずマスターすることができるレベルのものです。
実際に、十数回の授業を受けてみれば、驚くほど簡単に理解できてしまうものなのです。
IllustratorやPhotoshopといったグラフィックソフトもまた、それほど難しいものではありません。
理解するというよりも、体感的に覚えていくという感じで、使い慣れればどんな人でも実務で扱えるようになります。
IT業界、ネットビジネス業界の入り口としてはウェブデザイナーは最も簡単で、スキル習得までに時間もかからない職種だと考えましょう。
パソコンがあまり得意ではないけど大丈夫?
ウェブデザイナーに興味のある人の中には、パソコンに詳しくないことで、最初から諦めてしまう人も多くいます。
確かに、ウェブデザインはパソコンを使う職種なので、ある程度パソコン操作に詳しいと学習もスピーディーに進められるかもしれません。
しかし現在、ウェブデザイナーとして活躍されている人の中には、「ウェブデザインスクールに通うまでネット検索くらいしかしたことがなかった」と言われる方も多いのです。
逆に会社でWordやExcel、PowerPointなどを使いまくっていて、パソコンには自信があった人がスクールで全く通用しなかったということも少なくありません。
一般のパソコンユーザーが使う機能と、ウェブデザイナーが使う機能は全く違うため、ウェブデザインスクールに通うまでのパソコンスキルはあまり関係がないのです。
全くのパソコン初心者であったとしてもウェブデザインの学習をはじめると、同時にパソコン操作で必要な部分も覚えてしまえます。
ウェブデザインすスクールの方でも、パソコン操作の上級者だけを集めて授業をしているのではありません。
全くのパソコン初心者の方でも覚えられるように授業内容を工夫されているので、この点も不安を持つ必要はないのです。
絵が苦手だけど大丈夫なの?
ウェブデザイナーと聞くと「絵やイラストを描く仕事」だと勘違いされることがよくあります。
”デザイン”という語句が含まれていることがその理由なのでしょう。
しかし、ウェブデザインの仕事の中心は「ウェブサイトをデザインすること」であり、絵やイラストを描くことではありません。
絵やイラスト・イメージ画像を制作するのはイラストレーターとグラフィックデザイナーといった別の職業です。
これら2つの職業は、ウェブデザイナーと混同されやすいのですが、位置的には「ウェブデザイナーから仕事を受注される職業」になります。
ウェブデザイナーは、イラストレーターやグラフィックデザイナーから受け取ったイラストや画像を、サイトの中に配置していくだけなので、絵が描けなくてもあまり問題はありません。
このようにウェブデザインの業界は細分化が進み、それぞれの得意分野を活かせるような役割分担がなされているのです。
ウェブデザイナーの年収は高いの?
ウェブデザイナーになりたい人は大きくわけて2つのタイプがあります。
1つはウェブデザインやプログラミングなどそのものに興味があり、IT企業に就職することを希望しているタイプ。
そしてもう1つは、現在している仕事の給料が安かったり、職業スキルがないために思うような年収が得られず、ウェブデザインのスキルを身につけて経済的にステップアップしたいというタイプです。
ここで問題になるのが後者のタイプです。
経済的な理由で就職や転職をする場合、その業界の年収相場が気にかかるのは当然のことですね。
一般的にウェブデザイナーに転職すると、年収は高くなると考えられます。
もちろん、転職前の会社である程度の役職などに就いていれば、下がることもあります。
ウェブデザイナーの年収は350万円程度だと言われています。
スクールを卒業してすぐに入社をしたとしても、280万円程度はある会社が多いので、一般的な大卒程度と考えていいでしょう。
ただし、ウェブデザインやプログラミングは、スキルアップを重ねていくことで、年齢や経歴に関係なく年収を上げることが容易であり、そこは”実力次第”ということになります。
もし仮に、頑張っても給料の上がらない会社で働いているのであれば、メリット十分にあると考えて良いでしょう。
ウェブデザインはキツイ仕事なの?
ウェブデザイナーやプログラマーなどのIT関係の仕事は、残業ばかりで家にも帰れないイメージがあります。
しかし、最近では過労死やブラック企業が社会問題化していて、多くの会社が労働環境の改善に乗り出しています。
ウェブ制作企業は、ただでさえ人材不足で苦しんでいる会社が多いことと、業界の性質上転職が当たり前という現実から、多くの企業が労働環境を整備し、驚くほど働きやすい環境に変貌しています。
プロジェクトごとに業務することが多いことから、忙しさに多少の波はありますが、それでもブラック企業とは縁遠い業界だと言えます。
仕事のキツさは給与やメリットの対価で違ってきます。
年収が良ければ、少々のつらい仕事でもキツく感じませんし、また将来につながるキャリアを積めるのであれば、やはり納得がいくはずです。
ウェブデザイン業界は成長市場ですので景気も良く、勢いの感じられる職場で働くことができるでしょう。
つぶしの効く職業なの?
せっかくスキルを身につけても、それがごく狭い業界でしか通用しないものであれば、あまり価値はありません。
スキル取得にはそれなりのコストもかかりますから、できればつぶしの効く職種を選びたいというのが世間一般の考えです。
その点、ウェブデザインのスキルは優れています。
ウェブデザイン市場が活発で、これからも成長していく業界なので、たとえ就職した会社が倒産するようなことになっても転職先はいくらでもあります。
またウェブデザインはプログラミングの初歩的な部分をマスターするので、次にプログラマーを目指してさらにスキルアップすることも容易です。
そして、IllustratorやPhotoshop、あるいは動画編集などのノウハウもあらゆる職業で必要とされるスキルですので、覚えておいて損はありません。
ウェブデザイナーは”つぶしの効く職業”だと言えるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ウェブデザイナーはみなさんが思っている以上に難しい職業ではなく、不安や疑問も解消されたはずです。
これから進学をする人、あるいは転職をする人にメリットの多い職業の一つがウェブデザイナーなのです。