プログラミングスキルは、就職・転職に大きく役立つものとして注目されています。
現在大学や高校に在学されている方だけではなく、会社に勤めていて、転職を考えている方にもプログラミングを学ぶことはおすすめできるものです。
そして、これからプログラミングを学習する上で是非心がけておきたい大切なことがいくつかあります。
やみくもに勉強を始めてポイントを外してしまうと、プログラマーになるまでに遠回りになったり、あるいは就職がうまくできないといったことにもなりかねないのです。
ここでは、プログラミングを学ぶ上で大切なこと6選をまとめています。
記事目次
1.ピンポイントで学習すること
プログラミングスキルを身につけるために学ぶプログラミング言語は数百個もの種類があります。
どれを選ぶかは、将来どの業界のプログラマーになるかで違ってくるのです。
一つのプログラマーの業界で使用する言語も一つではなく、コンピューターに同じ動作をさせるにも違う言語が使われることもあります。
プログラマーになるための早道は、自分がなりたいタイプのプログラマーがよく使う言語を”ピンポイントで学習すること”です。
自分がなりたいプログラマーのタイプをまず決め、それに合うプログラム言語を調べて勉強を始めましょう。
プログラミングスクールでは、職業別に学習するプログラムが設定されているので、自分で考える必要はありません。
プログラマーの種類によって必要なスキルと言語をひとまとめにカリキュラムとして組まれているので、それをこなしていくだけで大丈夫です。
書籍などを使って独学をする人が、この部分を外してしまいやすいのです。
余計な言語の学習に時間を使ってしまうと、就職までの時間が遠のく結果になりかねないのです。
2.スピーディーにマスターすること
プログラミング学習はスピーディーにマスターしてしまうという意識が大切です。
基本部分を短時間で学習し、後は練習作品を作りながら繰り返していくことで、本当に身につくのです。
いくら理屈で分かっていても、実際に試作品・練習作品を作れなければ、就職してから通用しなくなります。
短期間で集中して学習し、後は実務を想定した制作に時間をかけると、本当のスキルが身につくようになります。
スクールに通う人ならば、基礎的な部分だけでも集中してマスターしてしまうことを心がけましょう。
後は実践で応用しながら、付属的なことを学んでいけるようになるはずです。
3.スクールでも独学の感覚を持つこと
通学タイプでもオンラインタイプでも、スクールに通っている人の中には、言われたことだけを覚えるという学習の仕方をする人がいます。
学校の勉強ならこれでもいいかもしれません。
普遍的な答えを教える一般の学校の授業ならば、一度理解したことを何度も勉強し直す必要はないのです。
しかし、プログラミング学習は基礎的なことだけを学び、あとは自分で独学をしながら知識を拡張していくことが大切です。
試験があるスクールで、仮に高得点を取ったとしても安心できないということです。
またプログラミング言語は年々進化しています。
言語にも流行り廃りがあり、古い技術はすぐに時代遅れになります。
その時に正解だった答えが、数年後には間違いになってしまうことも少なくないのです。
スクールに通いながら、独学も併用することで、最新のプログラミング業界についていけるようになるのです。
4.疑問を疑問のままにしておかないこと
これはどんな勉強でもそうですが、プログラミングを学習するときも「疑問は早く解決しておく」ことが大切です。
コンピュータープログラミングの場合は、他の職業とは違い、小さなミスでプログラム自体が全く動かなくなったり、バグが発生することになります。
これは職業プログラマーとしては致命的なミスになってしまいます。
どんな小さな疑問でも、すぐさま解決する習慣をつけることも、プログラマーとしての重要な資質だとも言えるのです。
5.他人のプログラムを見て参考にすること
プログラミングは、答えが一つではありません。
どちらかというと、アーティストやクリエイターなどに近い部分があります。
複数の答えがあったり、答えそのものが存在しない分野だとも言えるのです。
なので、理論的にプログラミングを捉えるのではなく、他人が作ったプログラム作品を参考にし、そのテクニックを自分のものにする努力が大切なのです。
たとえば、Webサイトで素晴らしい動きをするものを見つけたら、それを自分でプログラミングから再現するといったトレーニングは非常に実力をい上げてくれます。
こういったことを繰り返していると、クライアントやプロジェクトリーダーが要望するプログラミングを作ることができるようになるのです。
6.遊び心を忘れないこと
就職のためにプログラミングを学習し始めると、きまじめになり過ぎて遊び心を忘れがちです。
他のスキル学習とは違い、プログラミングは答えがなく可能性が無限と言っても過言ではないくらいに拡張性の高いものですから、”頭の柔らかさ”がその人のレベルにもなるからです。
小学生にプログラミングを教えると、とんでもない吸収力と才能を発揮することがありますが、これもやはり”遊び心”があるからです。
世界の超有名なIT企業の中には、ただ毎日遊んでいるだけの部署があります。
なるべく頭を柔らかくし、普通では思いつかないようなアイデアを出すためにそうしているのだそうです。
堅苦しくプログラミングを捉えていると、集中力が続かないばかりか、発想力の必要な作業において実力を発揮することができなくなるのです。
まとめ
プログラミングという職業には独特な性質があり、たの職業のスキルを修得する場合とは学習方法も変えなくてはなりません。
これから独学・スクールによらずプログラミング学習を始める人は、ここで解説したようなポイントを心得ておきましょう。